解決事例

バイク事故に遭われて12級が認定され、総額500万円以上を獲得することができた事案

2019.07.04 打撲 12級13号
             
被害者 30代 男性 会社員
後遺障害等級 12級13号
受傷部位 上肢(手・腕・肩)
被害内容 打撲
獲得額合計(自賠責保険金+解決金)
サポート前サポート後
提示なし534万円

1ご相談内容

バイク事故に遭われて弁護士をお探しのところ、ご家族のご紹介で当所にご連絡をいただきました。東京にお住まいの方で遠方だったため、電話でのご相談やお打ち合わせが中心でした。

初回のご相談が事故後2ヶ月ほどということで、治療の比較的初期の段階からの受任といえるでしょう。ご相談者様は右半身を全体的に受傷していて、複数の部位に渡る負傷でしたから、痛みが強い部分を優先して早めにMRI撮影をしていくことをアドバイスいたしました。

2サポートの流れ

10ヶ月間治療を続けたものの、右手首のTFCC損傷(三角繊維軟骨複合体損傷)によって痛みが残存してしまっため、自賠責保険へ後遺障害の等級申請をし、12級13号(局部に頑固な神経症状)が認められました。

TFCC損傷とは、手首内にある軟骨の損傷のことで、一般的には認定されるのが難しいケガと言われています。たとえば、TFCCは関節円板と言われる軟骨で、これを損傷すると、グーを握りこんだり、ドアノブや鍵を捻る際に手首に痛みが発生します。

交通事故においては、転倒して手をついたり、強く捻ったりしたことで痛めてしまい、TFCC損傷と診断されることが多いようです。このように比較的特殊なケガをしっかりと自賠責保険に認定してもらうためには、受傷の根拠となる検査結果が重要になってきます。

もし今回のように早期にMRI撮影などの検査をしておかなければ、12級の認定は難しかったでしょう。

3解決内容

ご相談者は早期解決を第一に望んでいらしたので、ご意向に添って進めました。
具体的には、自賠責保険の異議申立や訴訟などになれば時間がかかるため、しっかりと妥当な後遺障害等級の認定を受け、ケガに見合った後遺障害逸失利益を求めていこうと方針を定めました。
その結果、後遺障害等級12級を獲得することができ、初回の相手方損保の示談金提示から、半年以内でのスピード解決になりました。金額でいえば、初回提示額の1.8倍以上まで引き上げることに成功しています。

自賠責保険金が224万円+示談金額310万円と、相談者様の手に500万円以上をお渡しすることができました。お客様のご希望通りに進めることができ、ご満足の声をいただきました。

4弁護士の所感・解決のポイント

異議申立や長い示談交渉もせずにスムーズかつスピーディに、妥当な金額を獲得することができました。
初回相談の際に早めのMRI撮影をアドバイスさせていただきましたが、ご依頼者様が弁護士を信頼してくださって、すみやかにMRI撮影に臨んでくださったことによって、12級という等級及び、この金額獲得が可能だったと考えています。

ご依頼者からは、痛みが残存してしまったけれども、痛みの部分をしっかり認めて貰えてよかったとのお声をいただきました。

諸事情から検査を受けないままになってしまった結果、思うように実際のケガに即した等級認定が出なかったと、後々になって後悔してしまうケースがあります。早期に精密な検査をしていくというのは、万が一後遺症が残ってしまった場合のために重要なことです。

たくさんの方々に早めの検査をアドバイスして参りましたが、早期の検査が重要であると改めて実感した事案としても印象深い事案になりました。

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