東京の整形外科医主催のミーティング会

先日(H27.3.24)、東京の整形外科医(専門医)で、腰痛・膝痛の治療をご専門にされている磐田振一郎先生が主催するNPOミーティング会に出席しました。

磐田先生は、慶應病院、川崎市立川崎病院、慶應義塾大学医学部整形外科学教室などを歴任され、現在は、特定非営利活動法人腰痛・膝痛チーム医療研究所を設立し、複数の病院と連携をとりながら、腰と膝の障害でお悩みの患者様を専門に活動されています。

 

この日のミーティングでのご報告者は、磐田先生と連携されている東京医科大学ご出身の整形外科医(専門医)寺尾友宏先生でした。ご報告の内容は「膝関節治療の新戦略」というもので、膝関節痛の治療として従来行われてきた保存的療法(消炎鎮痛処置、ヒアルロン酸注射、リハビリ)と手術療法(人工関節置換術等)以外の第三の治療法として、再生医療を応用するというものでした。専門の医師からみてもかなり画期的な治療方法とのことで、すでに寺尾先生のTC関節機能センターでは実際にこの治療が行われており、変形性膝関節痛で苦しんでいる患者様のケアが相当数なされているとのことでした。

 

具体的な治療法としては、米国ではすでにかなりの治験が進んでいるPRP治療と、SCAFF天然関節治療という同センター独自の治療方法があるとのことでした。いずれも後療法(術後の運動・刺激)が必須であり、この後療法にあたることができる方(理学療法士、柔道整復師等)がまだまだ不足しているようで、寺尾先生は後療法にご協力いただける積極的な治療者を求めておられました。

昨年(平成26年11月25日)から、再生医療法(再生医療等の安全性の確保等に関する法律)が施行され、今年は再生医療元年とも言われています。この再生医療法は、世界的にみてもかなりしっかりと整備された法律として注目を集めていることから、再生医療については海外から日本への進出も進む可能性があり、今後ますます発展していく分野であると思われます。

PRPやSCAFF治療法は、交通事故のような外傷性の障害にも効果が期待できるとのことであり、現時点でも実際に寺尾先生とのご相談が可能なようです。将来的には、膝のほか、腰や肩の痛み、変形といった後遺障害が残ってしまった交通事故の被害者の方にとっても有効な救いの手となる可能性があります。後遺障害で苦しむ交通事故被害者の方の数ができる限り減ることを願ってやみません。

 

このミーティング会には、医師のほか理学療法士、柔道整復師、鍼灸師の方々も多数参加されており、患者様のより良い治療を目指し、活発なディスカッションが行われました。この会の基本方針が他の治療者の治療方針をやみくもに否定しないということもあって、自由な議論が促されているのでしょう。医師に限らず、整形外科的分野で治療にあたられている先生方が忌憚なく意見を述べ、自由闊達な議論がされているとても雰囲気の良いミーティング会でした。

藤沢をはじめとする湘南地域における交通事故の被害者の方のフォロー、ケア体制もこの会と同じように地域で治療にあたられている方々すべてと大同団結ができればと強く思い、非常に刺激を受けました。

磐田先生、お声かけいただきありがとうございました。