【解決事例】自転車でお子様2人を乗せて横断歩道を走行中に交通事故被害に遭われた主婦の方について14級(むち打ち,腰痛,骨折後右指痛)の後遺障害等級を獲得し,約380万円の賠償金を獲得できた事例
依 頼 者: 30代女性/兼業主婦
後遺障害内容:奥様のみ頸部痛(14級),腰部痛(14級),骨折後右指痛(14級)
通院期間:ご依頼者約6か月半
上のお子様(期間約6カ月,実日数10日)瞼に6mmの線状痕
下のお子様(期間約5カ月,実日数11日)
交通事故地:横須賀
ご依頼者様
賠償項目 | ご相談前 | 獲得額 | 増減額 |
入通院慰謝料 | 治療中に受任 | 約119万円 | 約119万円 |
休業損害 | 治療中に受任 | 約94万円 | 約94万円 |
後遺障害慰謝料 | 治療中に受任 | 110万円 | 110万円 |
後遺障害逸失利益 | 治療中に受任 | 約79万円 | 約79万円 |
過失相殺による減額 | 10% | 5% | 5% |
合計額 | 治療中に受任 | 約380万円 | 約380万円 |
上のお子様 瞼に6mmの線状痕
賠償項目 | ご相談前 | 獲得額 | 増加額 |
通院慰謝料 | 治療中に受任 | 約25万円 | 約25万円 |
通院付添費 | 治療中に受任 | 約3万円 | 約3万円 |
合計額 | 治療中に受任 | 約28万円 | 約28万円 |
下のお子様
賠償項目 | ご相談前 | 獲得額 | 増加額 |
通院慰謝料 | 治療中に受任 | 約19万円 | 約19万円 |
通院付添費 | 治療中に受任 | 約3万円 | 約3万円 |
合計額 | 治療中に受任 | 約22万円 | 約22万円 |
※上記いずれも,治療費,交通費等は別途受領済み
1 相談・依頼のきっかけ
ご依頼者は,お子様を乗せて青信号の横断歩道を自転車走行中であったところ,右折進行してきた車に衝突されるという交通事故被害遭われたとのことでした。右指を骨折したほか,むち打ち,腰痛などで治療中のところでした。相手損保の担当者の言動が二転三転するばかりか回答が遅く,非常に対応が悪いとのことで,心配になったご依頼者のご主人がご相談にいらっしゃいました。この際には,今後の通院治療や損保対応にあたって必要となりそうな事項についてひととおりアドバイスさせていただきました。その後,症状固定となったとのことで,正式にご依頼いただきました。
2 後遺障害等級の申請について
まず,お子様のうち,上のお子様は瞼に6mmに傷跡が残ってしまっておりましたが,自賠責における後遺障害等級認定基準を満たさないものの,一応申請をしてほしいとのことでした。そこで,後遺症の申請はしましたが,申請後,自賠責保険から行われた等級認定見込についての説明をお伝えした結果,ご納得の上で申請取り下げという結果となりました。
ご依頼者様については,右指骨折後の右指痛のほか,むち打ち,腰痛の後遺症が残っておられました。そこで,弊所にて,後遺障害等級の獲得に必要となる後遺障害診断書をはじめとする各種資料の取付,チェック,医師へ加筆・修正を求めるべき部分についてのアドバイスやサポートを行いました。
その後,弊所にて,自賠責保険に対し,後遺障害等級の審査を申請したところ,右手指骨折後痛,むち打ち,腰痛のいずれについても無事後遺障害等級が認定されました。
3 示談交渉の結果
弊所にて,慰謝料や休業損害はもちろんのこと,過失割合についても刑事記録を取り寄せた上で裁判例の調査を行い,粘り強く交渉しました。
その結果,裁判をして概ね勝訴した場合と同程度の内容にて示談解決することができました。
4 弁護士の所感・解決のポイント
本件は,通院先の主治医に丁寧な後遺障害診断書をご作成いただけたことが,後遺障害等級獲得の最大のポイントになったものと思われます。
このように,後遺障害等級が獲得できるか否かは,万が一後遺症が残ってしまった場合にも,きちんとしたアフターフォローをしていただける医師にかかっていたかが極めて重要です。
弊所は,きちんとした対応をしていただける病院の情報を広く集めており,藤沢をはじめとしつつも,藤沢にとどまらず,茅ヶ崎,横浜市全域,横須賀,西湘地域等における良い病院情報を更新し続けております。
交通事故被害に遭われた方で,良い病院を探しているがなかなか見つからず困っている,という方におかれましては是非ご相談ください。弊所が少しでもお役に立てましたら幸いです。