お客様の声インタビュー ~第6回 S様~
S様は,前方のトラックが急きょ後退してきたため,後続車が後方にいたことから避けることもできず,トラックに衝突され,むちうち症等での通院を余儀なくされました。
S様におかれましては,弊所の対応にご満足いただくことができ,このたびインタビューのご協力をご快諾いただけました。
そこで,弊所ホームページをご覧の方のご参考になればと思い,事件解決に至るまでの道のりについてインタビューさせていただきました。
交通事故被害に遭遇された状況を教えていただけますか?
【阿部】
事故に遭われたのは一昨年の秋でしたね。
相手の保険会社のこととか事故直後に感じたことを教えてください。
【S様】
事故が起きた当初は,車がかなりへこんでしまったので,車が動くかどうか不安でした。相手は遠方の人でこの辺りの地域のことは分からないので,Sさんのほうで修理に持って行ってくださいと言われました。こちらが事故の被害者なのになぜ自分で運転して修理に出さなくてはいけないのか納得ができませんでした。
【阿部】
確か、相手は悪びれる様子がなかったとおっしゃっていましたね。
【S様】
事故直後なのに,これから仕事があるので,警察を呼んだからあとはよろしくと言われてあっけにとられ,唖然としました。言葉が出なかったです。そんな感じなので,事故後,相手から1回も電話がありませんでした。相手の態度とか保険会社の対応が,私にとって誠実さを感じるものではなかったんです。
【阿部】
どういうところに不満がありましたか?
【S様】
保険会社はこちらから質問すれば回答してくれますが,情報を提供してくれませんでした。親切心がないなと感じました。
私は素人だから,質問してくれと言われても質問することそのものが分からないんです。
交通事故が起きたのだったら,こういうサービスが使えるなどの情報や手順とか教えてほしかったですね。
交通費も出るからこういうのを使いなさいとか細かいところも保険会社からの情報はなかったです。
全部自腹なのかなと思っていました。
そんなとき,同じように交通事故の被害者になった友人に相談したら,保険会社が弁護士特約というのがあるから,弁護士にお願いするのがいいよと教えてくれたと言っていました。
【阿部】
ご加入している保険会社からは何と言われましたか?
【S様】
事故に関しては,私は100%悪くないから介入できない,相談に乗れないと言われました。まるっきり相談相手がいませんでした。味方がいないというか…。
【阿部】
今回は保険会社が相手方とこちらと一緒でしたね。
【S様】
相談しづらかったですし,いろいろ勘ぐりました。結局同じ保険会社だから,守りに入るというわけではないけど,こちらで勝手にそう思ってしまいました。
相手方の担当者に電話したときに,私の担当者と何月何日に相談しましたよねとか。私が言ったことが相手に伝わっているのかな。
【阿部】
筒抜けになってしまっているという感じですね。
【S様】
もし保険会社が違えば,そんなことは起きないですよね。
私にとって強い味方を見つけたかったですが,どういうふうに見つけていいか分かりませんでした。
弊所へ事件をご依頼いただいたきっかけはどのようなものでしたか?
【S様】
友人からは弁護士特約があるから保険を確認したらと言われたけど,最初は消極的だったんです。友人の保険会社では,自分で弁護士を探してくださいと言われたようで,自分で調べて弁護士事務所に何件か電話したと言っていました。でも交通事故の話をすると消極的だったと言っていました。対応もあまりよくなかったそうです。
【阿部】
法律事務所の対応は感じがよくないものだったのですね。
【S様】
友人は交通事故に遭ったので相談にのってほしいと一生懸命訴えないと話を聞いてもらえなかったと言っていました。精神的な打撃を受けているのに,弁護士に自分のマイナスになるような面も訴えて訴えてやっと慰謝料が支払われたと言っていました。話を進める過程で代償として屈辱的な気持ちになるとも言っていました。
そういう話を聞いていたので,私自身弁護士に依頼することに対して嫌だなと思う気持ちがありました。
結局お金の話になってしまうんですよね。こちらのつらさを分かってほしいのに,反対にお金のこととか言われてしまうと…。
でも交通事故のことに関しては素人だから,専門の人をつけないと相手とのやりとりは無理だと感じてはいました。
接骨院さんから多くの交通事故を手掛けている東京の弁護士を紹介することもできるとも言われましたが,仕事を休まなければいけないし,電話も16時までかけなければいけませんでした。距離的にも東京まで行くのはちょっとつらかったです。
接骨院の先生から電話かけた?と聞かれたので,時間的に厳しくてかけられないと言ったら,シーライト藤沢法律事務所なら夜でも話を聞いてくれるということだったので紹介してもらいました。
【阿部】
それでご相談に来ていただいたという経緯でしたね。
【S様】
阿部さんの人柄がよく,話した感じが好感もてました。弁護士さんは,私たちからすると敷居が高い感じです。
なんか弁護士から言われたら,もう頼まなくてもいいわってなってしまう。
交通事故で亡くなったとか半身不随になったとかだったら相談してもいいですが,この程度なら相談するのはどうなんだろうとためらいました。主人にも相談したら,そんなにしなくてもいいのではないかと言われました。
でも親身になって熱心に聞いていただいたので印象が変わりました。今は友達にも交通事故に遭ったら絶対弁護士さんを立てた方がよいと言っています。みんな弁護士さん自体を知らないですよね。阿部さんならぜひ紹介したいです。
【阿部】
ありがとうございます。でも相性というのはありますね。
弁護士というと敷居が高い印象でしょうか。
【S様】
最初はみんなドキドキしながら電話していると思いますよ。
感じが悪いとやっぱりなと思ってしまいます。阿部さんみたいな方が増えてくれると弁護士さんを身近に感じて,何かあったときに弁護士さんに安心して頼みたいと思えるのではないでしょうか。
今回の交通事故で,助けてくれる存在が弁護士だということが分かりましたが,そういうふうに皆さん思っていないと思います。
会社の社長とか重役じゃないと弁護士自体頼めなくて,一般庶民は頼めないと感じてしまいます。お金持ちしか相手にしないというイメージがあります。
【阿部】
昔は数が少なかったから弁護士はそうだったかもしれませんが,今はそんなことはないと思います。
私に対する印象をお話していただきましたが,最初の印象で依頼しようと思われましたか。
【S様】
実際に会ってお話して,弁護士の見方が変わりました。腰が低くて相談しやすいというか。阿部さんなら信頼できると思いました。
【阿部】
ご依頼いただいて,利用してもらうようになってからの気持ちの変化はありましたか。私からの情報提供は足りていましたか?
【S様】
何も情報がないから情報をいただけるのはありがたかったです。
何より安心感がありました。情報をもらえることで,初めて保険会社に質問ができるので,その部分は大きかったと思います。
相談することがあって情報があってそれによって安心・信頼感が生まれたと思っています。
【阿部】
最初の相談で欲しい情報は得られましたか?
【S様】
ちょっと不安になると阿部さんに相談していて,どんなときでも返事がきちんともらえていました。
それによってどんどん信頼が増していきました。
シーライト藤沢法律事務所を利用してから事件解決に至るまでに苦労した点はありましたか。印象に残っていることなども教えてください。
【S様】
全然苦労しませんでした。
【阿部】
病院関係でありましたよね。
【S様】
ドクターは,私が弁護士に入っていることを言わなかったときはすごく感じがよかったのですが,弁護士が入っていると言ったとたんに,お金結構もらえるんだみたいに言い始めました。
ドクターは初めから話しづらかったので,なおさらやりにくくなりました。
【阿部】
後遺障害診断書の修正をお願いしたときもそうでしたね。
【S様】
ドクターに書類を書いてもらううえで,日にちを延ばしてもらいたかったのに延ばさないと言われたりしましたね。
苦労したとは思っていませんが,精神的に厳しかったです。
【阿部】
一緒にお伺いしてもいいのですが,余計にこじれてしまうときが多いとお話しましたね。
Sさんの方で修正をお願いしてもらったほうがいいですねという形でした。
【S様】
ひとりでやってよかったと思っていますが,なかなか要望を認めてくれる病院はないですね。
【阿部】
非常に少ないですね。
【S様】
病院の関係で精神的に嫌だったことはありましたが,あとはないです。
何かあったら,阿部さんにご相談していたので。不安は全て阿部さんに取り除いていただいて解決していました。
交通事故で病院に通いつつ,痛みが残るんじゃないかという不安を抱えながら暮らすよりも,阿部さんに相談して提案されるだけで,情報がもらえて安心しました。保険会社はやれるもんならやってみろという感じで教えてくれません。
後遺症が残っているのだったら書類を出せばいいと言われたりして悪いことばかり考えてしまいますが,阿部さんに言ったら,しっかり返事が返ってくるので,精神的にすごく救われました。
【阿部】
味方がいない状態ですもんね。
【S様】
味方がいるだけで,情報がもらえてアドバイスもしてもらえる。
治療費についても保険会社から「これ以上出ません」とか、最初から言ってほしいと思う。
終わりに近づいてくるとそんな話をされて…。
でも痛みが残っているのに,保険会社から決まりですからと言われてしまうとそれ以上手立てがないですよね。
痛い思いをして終わっちゃうのか精神的に行き詰まってしまいます。
そこに弁護士がいることによって救いの道があると教えてくれるのは心強いです。
神の手じゃないですけど,弁護士がいることによって精神的にもいろんな意味で助けていただきました。
今だから言えることとか,印象に残っていることはありますか?終わってとにかくホッとしたという方もいらっしゃいますが。
【S様】
事故直後に加害者の方が「もう仕事行っていいかな。急いでいるんで」と言ったところで私はあっけにとられてしまいました。お詫びの電話もなく,今はそういうものなのかなと思いました。
【阿部】
相手の性格によると思いますけどね。
加害者がお詫びに菓子折り持ってきたという話も他の相談者の方から聞いたことはあります。
逆に電話一本もよこさないし,謝罪の一言もないという加害者もおり,こういう方の方が多いように感じます。
保険会社任せにして,自分はもういいやと思ってしまう人なんでしょう。
まかせっきりになってしまうと保険会社に全部任せたという気持ちになってしまうというか。
【S様】
相手が最初からそういう態度だったので。今はひきずっていないですが,電話くらいあってもいいのになと思いました。
こちらとしても相手に対する気持ちが違ってきますし,ちょっとぶつけたのとは訳が違いますしね。
交通事故について知識があったら,最初から弁護士に入ってもらえばよかったと後悔しています。車に関してもかなりぶつけられて,乗りたくなかったので,自腹で新車に切り替えました。
新しい車ではなかったからまだよかったとは思っていますけど。
ディーラーに聞いたら車に関してはお金が出ないとあっさり言われたので,そうなんだと思って新車に切り替えましたけど,ちょっと戦ってもよかったかもと思いました。
でも弁護士がいないとなかなか難しいですよね。
100%相手が悪いので弁護士さんお願いすればよかったと思いました。
【阿部】
物損は難しくて,思い通りに行かない部分があったりします。
【S様】
弁護士にお願いしてもですか?
【阿部】
そうですね。
物損はこんなものかという感じになることが多いです。
確かに物損の時点でも私が入っていたら,もう少し良い結果が出せたかもしれませんが,車の価値が市場でどれくらい取引されているかによります。買ったばかりとか,特殊な車だったりすると弁護士が入ったほうがいいかもしれません。
逆にいうと,治療中の早い段階でご相談に来ていただいたのがよかったと思っています。
お車の方は少し気にはなるところだと思いますが,お怪我のほうがしっかりと補償されたから,Sさんとしても後悔しなくてもいいところだと思いますよ。
【S様】
弁護士さんに入ってもらっても出なかったら納得できましたけど。
でも今のお話を聞いて,じゃあいいんだと思いました。
知っていて終わらせるのと知らないのとでは気持ちが違います。
何か相談すると今みたいな回答が返ってくるのが安心でした。そこが一番大きかったかもしれない。
【阿部】
事件が解決して今の心境はいかがですか?
【S様】
とにかく弁護士にお願いしてよかったという気持ちです。
自分の身内がもし交通事故に遭ったら阿部さんを紹介します。
【阿部】
事故に遭わないのが一番ですけどね。
【S様】
でも私は毎日車であちこちお客さんのところをまわっているので,乗らない人よりは起きやすいかもしれません。
娘も免許とったばかりなので,この先どうなるか分かりません。
何かあった時には阿部さんがいらっしゃるなという感じです。弁護士さんを身近に感じて何かあったら頼れる人がいるのは安心感が全然違います。弁護士は敷居が高いと思っていましたが,今回の件で弁護士の印象が大きく変わりました。
S様,お仕事でお忙しい中,ご協力いただき,本当にありがとうございました。
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