【解決事例】病院への通院が途中で途切れ,5カ月経過以降は接骨院しか通院していなかったものの最終的には治癒した事案で,治療費満額と105万円の通院慰謝料を獲得した事例
病院への通院が途中で途切れ,5カ月経過以降は接骨院しか通院していなかったものの最終的には治癒した事案で,治療費満額と105万円の通院慰謝料を獲得した事例
依頼者:20代女性/会社員
傷害内容:頸椎捻挫,腰椎捻挫等
賠償項目 | ご相談前 | 獲得額 | 増加額 |
入通院慰謝料 | 80万円 | 103万円 | 23万円 |
合計額 | 80万円 | 103万円 | 23万円 |
1 相談・依頼のきっかけ
相手損保から提示された示談金額が増額できるのであれば,加入している自動車保険の弁護士特約を利用して依頼したい,とのことでご相談,ご依頼いただきました。
2 示談交渉の結果
さっそく示談交渉を開始したところ,当初相手損保は,病院での治療は5カ月を経過した時点で中止になっており,その後の接骨院への通院期間についての補償としては,施術費は同意して支払っていたので返せとは言わないが,慰謝料は支払えないとの回答でした。
しかし粘り強く交渉を続けた結果,上記のとおり8か月相当分(実際の通院期間は10カ月)の通院慰謝料を獲得することができました。
3 弁護士の所感・解決のポイント
病院への通院が途切れてしまったり,接骨院のみしか通院していなかったりすると,示談交渉や裁判が難航する傾向にあります。
主として接骨院へ通院する場合も,病院への並行通院は欠かさないようにしなければなりません。
本件は,そのような事情があったこともあり,早期解決と妥当な落としどころを狙った結果,上記解決となりました。
交通事故でむちうちや腰痛になってしまわれた方は,注意すべき点が抜けていないかのチェックを受けるためにも,お早めに弁護士へご相談ください。