相談実績2015年11月

2015年11月

1.休業補償と弁護士へ依頼するタイミングに関するご相談

①現在治療中だが,休業補償の支払いが遅れており困っている。
②弁護士へ依頼するタイミングと費用を知りたい。とのご相談をいただきました。

1.弁護士からのアドバイス

①休業日数が多い場合,金額が大きくなるため,相手損保の対応は慎重になり,医療調査でかなりの期間待たされることがあります。そういった場合,労災保険が使えるのであれば,休業補償だけでも早めに申請しておくべきでしょう。また,休業が必要であるとの医師の見解をカルテに記入してもらうべきでしょう。ただし,医師が休業相当の意見を出してくれない場合,休業補償が支払われない可能性もありますので,早期の職務復帰を目指す必要があります。
②弁護士特約を利用できる場合は,早期に弁護士に依頼するべきですが,弁護士特約が利用できない場合,相談のタイミングは早期がお勧めではあるものの,依頼のタイミングとしては,治療が終了し,相手損保から示談金額の提示があった後が適切です。なぜなら,そのタイミングでないと適切な賠償金額の計算ができないため,弁護士が介入したことにより増加した賠償金額が不明確になってしまう上に,弁護士費用倒れになってしまう可能性が否定できないからです。

 

 

2.休業損害内払いの打ち切りに関するご相談

治療中であるにもかかわらず休業損害の内払いを途中で打ち切られてしまったとのご相談をいただきました。

2.弁護士からのアドバイス

休業損害の内払いを打ち切られてしばらく経過してしまった場合,治療中に再開させることは困難といわざるをえません。しかし,治療が終了した後の示談交渉や訴訟の場では,未払いとなっている休業損害の全部または一部を認めさせて支払いを受けることが可能なケースも多々あります。

 

 

3.過失割合と物損(車両)に関するご相談

交通事故に遭い,現在治療中だが,①相手損保の主張する過失割合が納得いかない,
②物損(車両)の支払い提示額が納得いかない
とのご相談をいただきました。

3.弁護士からのアドバイス

①過失割合は,過去の裁判例に基づく事故状況ごとの基本過失割合を当てはめて判断されております。ご相談の交通事故が,どの事故状況に当てはまるかで基本過失割合が決まり,さらに一定の修正要素(例えば,右折禁止箇所で右折したか否か等)の有無によって,最終的な過失割合が決まります。自分に有利な修正要素が立証できるかどうかが交渉・裁判の帰趨を決します。
②物損(車両)については,大まかにいうと,修理費(+評価損)または同種・同等・同程度の中古車両の市場販売価格+買い替え諸費用を比較して,どちらか低額な方の金額までしか請求ができません。ただ,相手損保は当初車両本体価格のみの提示をしてくるケースが多いので,買い替え諸費用もかかることを立証し,その金額も賠償額に含めるよう交渉するべきでしょう。

 

 

4.後遺障害と症状固定に関するご相談

現在治療中(頸椎捻挫,手指のしびれ,肩関節可動域制限,膝の疼痛等)だが,症状固定をするにあたっての注意点があれば教えてほしいとのご相談をいただきました。

4.弁護士からのアドバイス

症状固定をするにあたっては,傷病の状態・内容に応じ,まだ受けていない検査があればそれを受けるようにご説明し,後遺障害等級が認定される見通しを説明しております。肩関節の可動域制限や手指のしびれがある場合は,首と肩のMRIは必須でしょう。既にMRI検査を受けていたとしても,異常所見が発見されなかったのであれば,本当に異常がないのか,可能であれば大学病院レベルの病院で再検査を受けるべきでしょう。検査にあたっては,具体的な症状に応じ,万が一の見落としがないよう,医師にどのようにMRIを撮影してもらうとよいか,できる限り具体的に説明しております。

 

 

5.過失割合に関するご相談

物損(車両)について,双方の損害額も過失割合も明らかになっていないにもかかわらず,相手損保から,お互い請求しないということで終わりにする旨一方的に言われ,納得できないとのご相談をいただきました。

5.弁護士からのアドバイス

過失割合は,一般的によくあるタイプの交通事故状況については,過去の裁判例に基づく基本過失割合が定められており,これを利用して交渉することが多いのですが,類型化されていないタイプの交通事故状況についてご相談を受ける場合もしばしばあります。このご相談者の方の場合も,類型化されていないタイプの交通事故でしたが,お互いに請求しないという結論で終えると泣き寝入りになってしまうような事案でした。こういったケースは一度弁護士に相談することをお勧めします。

 

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