相談実績2015年9月

2015年9月

1.足骨折後の疼痛における後遺障害等級認定の異議申し立てに関するご相談

足の骨折後の疼痛について,相手損保による事前認定で14級が認定されたが,異議申し立てにより12級が認定されるためにはどうしたらよいか,とのご相談をいただきました。

1.弁護士からのアドバイス

痛みなどの神経症状で12級を獲得するには,画像所見を中心とした明確かつ顕著な他覚的所見が必要となります。本件では,相手損保による事前認定のため,MRIが資料としてきちんと提出されたのか不明だったため,その確認と,場合によっては精度を上げてのMRI再検査,カルテの取付,医師による後遺障害診断書への加筆などについてアドバイスさせていただきました。

 

 

2.物損とむちうち被害に関するご相談

交通事故により車両が損壊し,むち打ちの症状が残ってしまったが,特に,相手損保の示した車両損害の賠償金額に納得がいかないとのご相談をいただきました。

2.弁護士からのアドバイス

車両損害について,相手損保は,当初車両本体価格に関する賠償額の提示しかしてこないケースがあります。しかし,修理価格が高額のため,車の買い替えを選択せざるを得ない場合,車両本体価格のほか,買替諸費用(自動車取得税,消費税,検査・登録費用,車庫証明費用,自動車重量税のうち還付されない部分など)が加算されます。また,事案に応じてその他の加算もありえます。

 

 

3.物損と頸部・腰部挫傷に関するご相談

相手損保からの物損金額の提示に納得がいかない,治療を続けていく上でもわからないことが多く不安があるとのご相談をいただきました。

3.弁護士からのアドバイス

ご相談者のケースでは,物損について,車両保険での対応を進めようとしておられるところでした。車両保険を利用する場合,物損に関する請求権がご加入の保険会社へ移転することとなります。一度権利が移転してしまうと,移転した範囲で権利を失うこととなりますので,どの範囲で権利が移転するのかをよく確認することをお勧めします。
なお,併せて今後の治療にあたっての基本的な要点もご説明致しました。

 

 

4.ご家族での交通事故被害に関するご相談

追突事故に遭い,子供と自分が負傷した。物損の示談の時に保険会社の言いなりになりかけるなど苦労したので,怪我の示談交渉ではそのようなことがないように備えたい,とのことでご相談をいただきました。

4.弁護士からのアドバイス

相手損保はプロであるのに対し,交通事故の被害に遭われた方は,通常専門的な知識をお持ちではありません。治療中の相手損保とのやり取りで少しでも疑問なり不安なりを覚えられた方におかれましては,一度弁護士へご相談いただくことをお勧め致します。

 

 

5.腕や首,眼の調節機能障害,バレリュー症状などに関するご相談

交通事故により負傷し,バレリュー症状と思われる自律神経機能障害等で適正な補償を受けたいとのご相談をいただきました。

5.弁護士からのアドバイス

後遺症の主たる症状がバレリュー症状の場合,他覚的所見に乏しくならざるを得ないため,後遺障害等級の認定は困難を伴います。現代医学と自賠責保険の審査システムの限界と言わざるを得ません。そのため,後遺障害診断書や経過診断書等をもとに,他の症状(本件では腕,首,眼など)によって別の角度から後遺障害等級が認定される可能性を探っていく必要があります。

 

 

6.加害者の謝罪に関するご相談

交通事故により子が怪我をしたが,加害者の態度が悪いので何とか謝罪をさせたい,とのご相談をいただきました。

6.弁護士からのアドバイス

残念ながら,加害者に謝罪を直接的に強制させる法律は日本には存在しません。人身事故として届け出て,刑事裁判において,加害者が謝罪をせざるを得ないような状況を作り出すか,重傷事案か,過失割合に争いがある事案であれば,民事裁判の場において謝罪を促すような尋問を加害者に対し行なうなどの方法が考えられますが,これら手続も,謝罪の言葉を強制させるものではありません。


 

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