相談実績

2017年4月

3.治療状況・方法に関するご相談

〇 ご相談内容

当方がバイクで青信号を直進中,青信号の対向四輪車が当方に注視せずに右折してきたため,衝突。

道路に投げ出され,頸椎捻挫,あごの強打に加え,右足第一中足骨を骨折した。骨折は癒合したが,足の甲側にズレて癒合してしまい,神経を圧迫しているのか,痛みが常時ある。

弁護士の立場として,治療をどのように行っていくべきか教えて欲しい。

以上のようなご相談をお受けしました。
〇 弁護士からのアドバイス
画像検査として何を行っているかお尋ねしたところ,レントゲンのみであるとのことでした。

  1. ⇒そこで,まず,何よりも,MRIを1.5テスラ以上の解像度で撮影することをアドバイスいたしました。
  2. ⇒相談者様のお怪我は,症状固定時に,①足の親指の機能障害が残存すれば,後遺障害等級12級12号「1足の母趾…の用を廃したもの」又は11級9号「1足の母趾を含み2以上の足指の用を廃したもの」に該当し得,②足の指又は甲に疼痛が残存すれば,14級9号「局部に神経症状を残すもの」又は12級13号「局部に頑固な神経症状を残すもの」に該当し得るものです。
  3. ⇒しかし,これらの後遺障害等級が認定されるには,自賠責実務上,画像所見,とりわけ軟部組織まで撮影することのできるMRIが重要な証拠となります。
  4. ⇒このような観点から,比較的解像度の高い1.5テスラ以上のMRIで患部を撮影することをアドバイスいたしました。

 

2.高次脳機能障害に関するご相談

〇 ご相談内容

赤信号で停止中,30トントラックに追突され,10数メートル先の店舗に突っ込むほどの大事故に遭った。

事故時に大きな外傷はなかったが,事故後3時間の記憶がなく,救急搬送された病院や1日入院後の帰宅中での記憶も曖昧であった。その後,自分の居場所が急に分からなくなる,物忘れが多くなるなどの症状が頻繁にでるようになったため,脳神経外科を受診してみたところ,MRIで微細な脳挫傷が発見され,その後,高次脳機能障害と診断された。

自分は,今後適切な保障を受けることができるのか,不安である。

以上のようなご相談をお受けしました。
〇 弁護士からのアドバイス
高次脳機能障害とは,外見上の身体麻痺が認められない又はそれが軽度であるにもかかわらず,大脳による認知作業の障害又は神経系統の障害を残すものをいいます。自賠責保険上は,その重症度に応じて,1級1号,2級1号,3級3号,5級2号,7級4号,9級10号に後遺障害等級が区分けされています。しかし,医師に「高次脳機能障害」と診断されたとしても,自賠責保険上の高次脳機能障害による後遺障害等級を獲得するためには,「入り口」においていくつかのハードルがあり,これをクリアする必要があります。

  1. ①頭部外傷に関する診断がなされていること。具体的には,脳挫傷,びまん性軸索損傷,びまん性脳損傷,急性硬膜外血腫,急性硬膜下血腫,外傷性くも膜下出血,脳室出血等です。
  2. ②①の傷病について,画像所見が得られていること。MRIによる画像所見が望ましいでしょう。
    1. ③頭部外傷後,ⅰ意識障害又はⅱ健忘症若しくは軽度意識障害が存在すること。
  3. ⅰについては,半昏睡~昏睡で開眼・応答しない状態(JCS3~2桁,GCS12点以下)が少なくとも6時間以上継続ⅱについては,健忘若しくは軽度意識障害(JCS1桁,GCS13~14点)が少なくとも1週間以上継続が確認できることが必要になります。このような自賠責保険における高次脳機能障害認定の実務を踏まえた上で,③の診断があるかどうか確認するようにアドバイスいたしました。⇒具体的には,事故当初に搬送された救急病院に対し,診断書(意識障害あり/なしの欄があります)及びカルテを開示してもらうことをアドバイスいたしました。

    また,相談者様は奥様と来所なされていたので,奥様に「日常生活状況報告書」をお渡しして,高次脳機能障害を立証するための日常行動を記入するようアドバイスいたしました。


 

1.交通事故による頸椎捻挫・腰椎捻挫に関するご相談

〇 ご相談内容

停車中,追突され頸椎捻挫・腰椎捻挫を負った。

今後,どのような行動をとるべきか教えて欲しい。
以上のようなご相談をお受けしました。
〇 弁護士からのアドバイス
まず,診断を受けた頸椎捻挫・腰椎捻挫の他に,痛み等がないか伺ったところ,背中にも痛みがあるとのことでした。

以上のような実務上のご説明を差し上げ,相手損保提示額よりも一定程度増額見込みとの見通しを丁寧にご説明いたしました。
⇒当初診断書に記載のない傷病名で,事故から時間が経った後に生じた場合,相手損保が治療費等の支払いを争ってくるときがあり,これを防ぐためです。

また,MRIの撮影が未施行であったため,なるべく早めに撮影するようにアドバイスいたしました。

⇒頸椎捻挫等の軟部組織に対する傷病の場合,レントゲン等では画像所見に残らない場合がほとんどです。

⇒今後,適切な診断を受け,治療費を十全に支払ってもらいながら療養を続け,かつ万が一後遺症が残ってしまった場合に適切な後遺障害等級を獲得するために,早期のMRI撮影が必須です。

さらに,症状について疼痛がある場合には,きちんと痛み止めを処方してもらうこともアドバイスいたしました。

⇒頸椎捻挫等による痛みが残存した後遺症は,自賠責保険上14級9号「局部に神経症状を残すもの」として認定され得ます。

⇒しかし,画像所見に残らない神経症状,すなわち自覚症状のみの疼痛の場合,何とかして痛みが継続的に残存していることを立証する必要があります。この有力な証拠のひとつが,継続的に痛み止めを処方されていることなのです。

★本件の相談者様は,事故直後に弊所へご相談いただけたため,賠償法的観点から今後行うべきことを適切にアドバイスすることができました。他の被害者様も「まだ保険会社とは揉めていないから…」と躊躇するのではなく,早期にご相談・ご依頼していただくことをお勧めいたします。


 

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