【解決事例】中指等の機能障害で後遺障害等級認定を受け,相手方の提示額から1.6倍まで獲得額をアップさせた事案

依頼者 70代女性
後遺障害内容 併合第10級
負傷部位 胸,首,頭,腰,手 等
診断名 頸椎・腰椎捻挫,中手骨骨折 等

 

 

賠償項目 ご相談前 獲得額 増加額
入通院慰謝料 約70万円 約120万円 約50万円
休業損害 0 約15万円 約15万円
後遺障害逸失利益 合計約461万円 約188万円 約257万円
後遺障害慰謝料 約530万円
合計額 約531万円 約850万円 約320万円

※上記のほか治療費や交通費その他雑費は全額回収

 

1 相談・依頼のきっかけ

前任弁護士からの乗り換えでご相談いただきました。東京にお住まいの方でしたが,当所ホームページの交通事故実績をご覧になってお電話くださいました。
相談時点で既に後遺障害等級併合10級が付いている方でしたので,早速示談交渉からスタートしました。相談時点では相手からの提示額は500万円程度でしたが,当所で試算したところ1.5倍~最高で約2倍くらいまで示談金額を伸ばせるのではないか,との結果が出ました。

 

2 弊所によるサポート

今回は既に治療が終了し後遺障害等級認定済みの方からのご依頼でしたので,示談交渉が主な仕事となりました。
本件は被害者がご高齢で,かつ娘さんご夫婦と同居しているいわゆる二世帯住宅にお住まいの方であったため,休業損害や逸失利益がどれくらいか,というのが争点だったといえます。
交渉を開始したところ,相手方は休業損害と逸失利益について,世帯が別々である二世帯なのだからと主婦休業損害と家事従事者の逸失利益を低く見積もって示談額の提示をしてきました。しかし過去の裁判例を精査した結果,娘夫婦と暮らす高齢者の場合でも,相手方主張よりも休業損害や逸失利益を認められている類似のケースが複数見つかりました。そのためそれらの裁判例を根拠に交渉を進めていきました。
裁判になった場合は示談よりも獲得金額が上がる可能性もあります。しかし、高齢で同居家族がいる方の場合,裁判所によっては家事分担がかなり低く見積もられてしまい,いざ蓋を開けてみたら示談した場合よりも金額が少なくなってしまった!となる可能性もあります。そのような裁判した場合のリスクと,示談した場合のメリットを詳細に説明し,ご依頼者の同意・納得を得て進めていきました。

 

3 解決内容

その結果,当初相手方は休業損害0円で提示してきていましたが,最終的には約15万円を獲得することができました。逸失利益は後遺障害慰謝料と合わせて700万円ほどまでアップし,計850万円獲得できました。
やはり休業損害と逸失利益を幾ら上げられるか,ということに注力したことが獲得額大幅アップに繋がったように思います。
ご依頼者からもお互いの意見交換をしっかりと行い,意見を一致させて解決まで進めていけたとご満足のお言葉を頂きました。

 

4 所感(担当弁護士より)

同じ土地建物に住んではいましたが別世帯だったため,実際に家事従事を分担している点を相手方に説明することが難しかった事案でした。一般的に言えば難しくテクニカルな案件だったように思いますが,二世帯同居の裁判例を根気強く調査し,休業損害や逸失利益について相手の主張がおかしいとこちらも根気強く主張を続けたことで,このように満足な結果に至ったと考えています。
裁判になった場合,高齢の家事従事者の基礎収入が場合によっては低く見られる恐れがあるというリスクがありました。しかし根気強く示談を進めることになり,精査した裁判例を基に,最終的には有利な裁判例に近い条件で解決できました。この解決結果についてご依頼者さまにご満足・お喜びいただけましたことは,私どもにとっても喜びとなりました。

 
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