【解決事例】多重事故(交通事故で治療中における再度の交通事故被害)の解決事例

依頼者:2度の交通事故被害に遭った 20代男性/会社員

    最初の交通事故のご同乗者 20代女性/会社員 

後遺障害内容:頸椎捻挫,腰椎捻挫(男性依頼者)

傷害内容:頸椎捻挫(女性依頼者) 

通院期間:男性依頼者 1事故目約4か月 2事故目約6か月  計約10か月

     女性依頼者 約5カ月(ただし,実通院日数24日)

 

【1事故目】

男性依頼者

賠償項目 ご相談前 獲得額 増加額
入通院慰謝料 治療中に受任 約59万円 約59万円
合計額 治療中に受任 約59万円 約59万円

 

女性依頼者

賠償項目 ご相談前 獲得額 増加額
入通院慰謝料 治療中に受任 40万円 40万円
合計額 治療中に受任 40万円 40万円

 

【2事故目】

 男性依頼者 

賠償項目 ご相談前 獲得額 増加額
入通院慰謝料 治療中に受任 約88万円 約88万円
合計額 治療中に受任 約88万円 約88万円

 

※上記いずれも治療費,交通費等は全額認定

 

1 相談・依頼のきっかけ

交通事故(追突)の被害に遭ったので今後の示談交渉を任せたいとのことで,ご相談・ご依頼いただきました。

2 再度の交通事故被害

1事故目から約4か月後,男性依頼者の方が,業務のため車に乗車中であったところ再度の交通事故被害に遭われました。

負傷部位を確認したところ,まったくの同一部位である首と腰を負傷されたとのことでした。

この場合,2事故目以降の怪我の治療が,1事故目の影響で長引いているのか,2事故目の事故の影響が大きいのか,1事故目加害者と2事故目加害者との法的な責任割合が複雑となり,示談交渉が難航するケースが多いです。

3 1事故目後同乗者女性の示談交渉

ご同乗者の女性の方は無事に完治したとのことでしたので早速示談交渉を行いました。

この方の場合,治療期間は5か月ほどではあるものの,実際の通院日数がお仕事の関係もあり,月5日ほどしかなく,治療期間分の通院慰謝料を獲得することはできませんでした。ただ,最終的には,相手損保が,裁判をした場合に獲得できる金額の95%程度の通院慰謝料を支払う旨の提示をしてきたため,ご本人がご納得され,示談解決となりました。

4 後遺障害等級申請(被害者請求)から示談解決まで

男性依頼者の方は,1事故目,2事故目合わせて約10か月通院を続けたものの,症状が残存してしまったため,後遺障害等級の申請を行いました。

しかし,残念ながら後遺障害等級は認定されませんでした。10代,20代の方に自覚症状が主体の後遺症が残存してしまった場合,若さゆえに極めて画像所見が乏しいケースが多く,どうしても立証が困難となります。

ご本人と話し合った結果,示談交渉を行うこととなりました。前述のように,2事故目以降の通院治療について,1事故目加害者の方が責任が重いのか,2事故目の加害者の方が責任が重いのか,医学的な解明が困難となるため,示談交渉が難航されることも懸念されました。

しかし,2事故目の相手損保が2事故目以降の通院期間に関する全賠償責任を負担する方向で打診してきたため,ご本人もご納得され,スムーズに示談解決となりました。

5  弁護士の所感・解決のポイント

まず,通院慰謝料は,通院期間が長くても通院実日数が少ないと目減りしてしまいます。同じ痛みを抱えている人でも,通院日数の多い少ないによって獲得できる慰謝料金額に差が出てしまうのです。この点については,お仕事や家庭のご事情にもよるとは思いますが,無理なく獲得慰謝料額を増やせる通院計画を立てるご相談にものっております。

次に,多重事故に遭った場合,異時共同不法行為ともいわれ,1事故目加害者と2事故目加害者とでの損害への寄与度がそれぞれどの程度か,ということが問題となります。特に,1事故目と2事故目とで,本件のように負傷部位が共通してしまう場合,2事故目以降は1事故目加害者と2事故目加害者の賠償額の負担割合での調整が困難となり,1事故目の損保会社と2事故目の損保会社との交渉が複雑となります。

本件は,その点大きく揉めることなく調整がつき,無事示談解決となりました。

弊所では,交通事故で立て続けの被害に遭われた方のご相談,ご依頼も承っております。多重事故・異時共同不法行為事案は,ご自身での事件解決が困難な傾向にあります。

交通事故被害に遭われた方におかれましては,お早めに弁護士へご相談ください。治療中の早い段階,遅い段階,治療終了後と,相談のタイミングが遅くなるにつれ,アドバイスの質・量が落ちていきます。

 
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